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ジムニー走行中の異音シャー・ウィーンは足回りから?ガタガタ音の原因は?

ジムニー走行中の異音は足回りから? ウィーン・シャーやガタガタ音の原因は?

ジムニーに乗って、街を山を砂浜を・・・様々なフィールドを走行中に、不意に発生する異常。

それが異音。

始めは気のせいかと思うのですが、走行中に足回りの辺からウィーンやシャーシャー、ガタガタ音が聞こえてくる。

一度気になり出すと、気になって気になって気持ち悪くなってきますよね。

ジムニーは走りを楽しむ車なのに、異音が発生していては走りを楽しめないです。

そんな気持ちの悪い異音ですが、実は、異音はジムニーが異常を訴えているSOSサインなんです。

そのSOSを無視していると、最悪の事態(事故や走行不能)に陥ってしまいます。

という事で、今回はジムニーで走行中に足回りから発生する、ウィーンやシャー、ガタガタ音の原因と対処方について説明していきたいと思います。

車からの異音は、音の種類によって発生源や故障具合を推定する事ができます。

「ウィーン」「シャー」「ガタガタ」音の原因について知識を付けて、最悪の事態を回避できるようになりましょう。

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ジムニーでの走行中の足回りからの異音「シャー」の原因は?

シャー音の原因として、以下の3つが考えられます。

  • ハブベアリングの劣化が原因
  • ブレーキパッドの摩耗、ローターの歪みが原因
  • ブレーキディスクの錆が原因

それでは一つ一つ確認していきましょう。

 

ハブベアリングの劣化が原因の場合

ハブベアリングとは、自動車の車体と車輪をつなぐ役割を果たしています。

車にホイールを装着する金属部分をハブと呼びます。

そのハブにベアリングが使用されており、それを「ハブベアリング」といいます。

タイヤの回転に伴いこのベアリングが回転します。

このベアリングが劣化すると、「シャー」という異音が発生します。

車高を低くしている車は、ハブベアリングに負荷がかかりノーマル車よりも摩耗が早くなります。

ジムニーに関しては車高を低くするといった事は少ないと思うので、負荷はかかり難いでしょう。

ハブベアリングはタイヤの数だけ付いているので、どのタイヤのハブベアリングが摩耗して異音を発しているのかを聞き分けて、部位を特定しなければなりません。

特定の仕方として、カーブでハンドルを回すと音が小さくなったりする場合は前輪のハブベアリングの異常。

音が変わらない場合は後輪のハブベアリングの可能性が高いと判断できます。

参考にしてみて下さい。

 

ブレーキパッドの摩耗、ローターの歪みが原因の場合

ブレーキ周りの異常によっても「シャー」音が発生する事があります。

まずはブレーキパッドの摩耗です。

ブレーキパッドがすり減って来ると、「摩耗センサー」が働き、「シャー」「キー」などの異音を発生させて、ブレーキパッドの摩耗を知らせてくれます。

このセンサー音を無視していると、ブレーキパッドが更に摩耗し、パッド周辺の金属同士が接触してしまい、金属が接触して擦れる音「シャー」音が発生します。

これが進むと「ガー」「ゴリゴリ」といった正に金属が削れる音になり、ブレーキ周辺を総交換という大修理に発展します。

「シャー」音はブレーキのSOS信号の場合が多いので、注意が必要ですね。

 

ブレーキディスクの錆が原因の場合

車に毎日乗らない人で、雨が降って車が濡れた状態で何日か車に乗らなかった場合、ディスクローターに薄い錆が発生してしまいます。

錆が発生した状態でブレーキを踏むと錆が擦れて「シャー」「ザー」などの異音が発生します。

錆が原因の場合は、しばらく走っていると錆が擦れて無くなり、自然と異音も発生しなくなります。

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ジムニーでの走行中の足回りからの異音「ウィーン」の原因は?

ウィーン音の原因として、以下の2つが考えられます。

  • パワーステアリングポンプの油量低下が原因
  • ベアリングの劣化、破損が原因

それでは一つ一つ確認していきましょう。

 

パワーステアリングポンプが原因の場合

パワステポンプからの異音は「ウィーン」や「キーン」という感じに聞こえます。

異音の原因は、パワステフルード(油圧の作動油)が何らかの原因で漏れ、パワステポンプ内のフルードの量が減ったことが原因の場合が多いです。

パワステフルードの量が減ると、減った空間に空気が入り、「キャビテーション」という現象が起こり、その現象が起こる際に音が発生します。

この音が大きくなってくると、パワステポンプが焼き付きかけている状態にあるかも知れません。

パワステが焼き付いてしまうと、ハンドルが重くなる、最悪はハンドルが動かなくなる場合もありますので、注意が必要です。

キャビテーション:液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象。空洞現象とも言われる。

 

ベアリングの劣化、破損が原因の場合

「ウィーン」音はベアリングが劣化、破損した際に発生しやすい異音です。

車にはベアリングが多く使われています。(エンジン、トランスミッション、ステアリング、エアコンコンプレッサーなどなど)

中でも多いのが、オルタネーターが原因の場合です。

オルタネーター内に組み込まれているベアリングは劣化しやすく、異音の原因になりがちです。

どの部位から「ウィーン」音が鳴っているかを聞き分け、劣化したベアリングの部位を特定しましょう。

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ジムニーでの走行中の足回りからの異音「ガタガタ」の原因は?

ガタガタ音の原因として、以下の3つが考えられます。

  • ボールジョイントのガタツキが原因
  • スタビライザーリンクロッドのゴムブッシュの劣化、破損が原因
  • ショックアブソーバーのマウントゴムの劣化、破損が原因

それでは一つ一つ確認していきましょう。

 

ボールジョイントのガタツキが原因の場合

ボールジョイントは、球状の軸受のことで、人間の関節のような役割を担っています。

サスペンション部のボールジョイントはタイヤを正しい方向に保持し、走行時の安定性を高めています。

ステアリング系ボールジョイントは、ハンドル操作をタイヤに伝えるために欠かせない部品です。

車には多くのボールジョイントが組み込まれていますが、ガタつきにより異音が発生しやすいボールジョイントは、フロントアームとナックルを繋げているボールジョイントです。

ボールジョイントは頭のボール部分が擦り減って、ガタが発生します。

このガタがある状態でボールベアリングが動くと、「ガタガタ」や「ゴリゴリ」といった異音を発生させます。

ボールジョイントのガタが大きくなると、最悪の場合ボールジョイントが抜けてしまいます。

ボールジョイントが抜けてしまうと、タイヤがブラブラに状態になってしまうので、かなり危険です。

 

スタビライザーリンクロッドのブッシュの破損が原因の場合

スタビライザーとは、カーブを曲がった時などに車のロールを抑えるつっぱり棒の役割を果たしています。

足回りの異音の原因で多いのが、このスタビライザーリンクロッドのゴムブッシュの破損です。

スタビライザーリンクロッドのゴムブッシュが経年劣化で破損してしまう事で、金属同士がダイレクトに接触してしまいます。

段差を乗り越えたり、悪路を走っている時にはこのゴムブッシュがクッションになるのですが、破損していた場合は「ガタガタ」や「ゴキン」といった金属接触音を発生させます。

 

ショックアブソーバーのマウントゴムの破損が原因の場合

ショックアブソーバーとは、タイヤに付けられているスプリングが受ける衝撃を吸収する「衝撃吸収装置」です。

ショックアブソーバーはアッパーマウントというゴムクッションを挟んで車体に取り付けられています。

このアッパーマウントというゴムクッションが劣化する事で「ゴトゴト」と異音を発生させることがあります。

もう一つは、ショックアブソーバー内のオイル漏れが原因でも「ゴトゴト」音が発生する場合があります。

 

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まとめ

ここまで、走行中の足回りからの異音として、ウィーン、シャー、ガタガタ音の原因の確認をしてきました。

走行中の足回りからの異音は、部品の破損や摩耗が原因である場合がほとんどでしたね。

部品の破損や摩耗の場合、当該部品を交換するしかありません。

正規部品の交換の場合は修理工場を通してSUZUKIから購入します。

なので、足回りから異音が発生した場合は、とにかく修理工場へ持って行きましょう。

車からの異音は、音の種類によって発生源や故障具合を推定する事ができます。

修理工場に持ち込む前に、

  • 異音はどんな音か?(ウィーン、シャー、ガタガタ音など)
  • 異音は車のどの辺から聞こえるか?(右前輪の方など)
  • どんな時に異音が発生するか?(走行中、ブレーキを踏んだ時など)

上記3点の情報をしっかりと確認し、整備士さんに伝える事で、原因の究明が早くなります。

そして、異音発生時の状況をムービーで記録できればベストです。

ジムニーを始めとした車からの異音は車からのSOSと受け取りましょう。

異音を放置しておくと最悪の事態(事故や走行不能)に繋がります。

ジムニーで楽しいカーライフを送るためにも、こういった異音や車の異常を放置せずに、早め早めに対処していきましょう。

症状が初期の方が修理代金も安く済む場合が多いですからね。

異音に対する知識を付けて、楽しいジムニーライフを送って下さい!

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