ホンダの大人気コンパクトカー「フィット」
2001年2月に初代モデルが発売し、2020年2月にはフルモデルチェンジを果たし、4代目となりました。
そんなフィットを始めとした最新型の車種は、エンジンの始動がボタン式になっています。
ボタンでのエンジンスタート方式で問題になるのが、ボタンを押してもエンジンがかからないといったトラブルです。
原因と対策を知っておきたい!
そんな声に応えるために今回の記事では、
- ボタンを押してもフィットのエンジンがかからない原因
- ボタンを押してもフィットのエンジンがかからない時の対処法
について書いていきます。
プッシュスタートでエンジンがかからないトラブルの原因と対策を理解して、突然のトラブルに備えましょう!
ボタンを押してもフィットのエンジンがかからない原因は何?
代車がプッシュスタートでサッパリエンジンがかからなくて困ってたんだけど、これブレーキ踏みながらじゃないとエンジンかからないのね。知らなかった。 pic.twitter.com/HwFAz7G4ck
— リック@DQ10 (@Rick_Reloaded) March 28, 2020
プッシュスタートボタンを押してもエンジンがかからない原因として、以下の5つが考えられます。
- キーを忘れている(車内に無い)
- ATセレクターがPレンジに入っていない
- ブレーキの踏み方があまい
- スマートキーの電池切れ
- バッテリー上がり
他にもエンジン内部の部品の故障でエンジンがかからなくなる事もありますが、今回は身近に起こりうるトラブルを中心に原因を抽出しました。
それでは順に確認していきましょう!
①キーを忘れている(車内に無い)
スマートキーは、ポケットやカバンの中に入れた状態でも、エンジンを始動することができます。
なので、「ポケットに入れているだろう」「カバンに入っているだろう」と思っていても、実は入っていなかった場合に「エンジンが始動しない!」と焦る事になります。
そして、運転手が必ずしも持っていなくても、同乗者のカバンやポケットに入っていてももちろんエンジンを始動する事が出来ます。
なので、同乗者を送って行った時に同乗者がキーをポケットに入れたまま車を降りてしまい、その後エンジンを切ってしまうと再びエンジン始動する事が出来なくなります。
②シフトがPレンジに入っていない
シフトがPレンジに入っていない状態ではエンジンを始動する事ができません。
前回乗車時にDレンジに入れたままエンジンを切ってしまうと、次乗る時はDレンジのままなので、そのままボタンを押してもエンジンがかからないという事態になります。
最近はシフトポジションが手元では確認できず、メーターパネルの表示でしか確認できない車があります。
フィットに関してはシフトポジションを手元で確認できる仕様なので、エンジンを止める時は必ずPレンジにシフトされている事を確認してからエンジンを切りましょう!
③ブレーキを踏んでいない(踏み込みがあまい)
AT車は、ブレーキペダルを踏んだ状態でなければエンジンが始動しません。
これは、エンジンをかけたときにクルマが急発進することを防ぐための安全機構になっているからです。
MT車であればクラッチペダルを踏まないといけないのと同じですね。
なので、ブレーキの踏み込みがあまい場合には安全機構が作動してエンジンがかかりません。
しっかりと奥までブレーキを踏み込んだ状態でプッシュスタートを押しましょう!
④スマートキーの電池切れ
プッシュスタートは車からの信号とスマートキーからの信号を照合し、合致した時にエンジンが始動します。
なので、スマートキーの電池が切れていた場合、信号を発信する事ができないので、車との信号照合ができません。
なので、スマートキーの電池が切れているとエンジンが始動ができないという事態に陥ります。
⑤バッテリー上がり
先ほどはスマートキーの電池切れで信号が送れない場合を説明しましたが、これは車側も同じです。
車のバッテリーが上がってしまった場合、セルモーターを動かす事が出来なくなってしまいます。
セルモーターが動かないとエンジンは始動しません。
バッテリー上がりにある原因は、
- 停車中にライトの点けっぱなし
- エアコンの使い過ぎ
- 長い間エンジンをかけていない
- バッテリーの寿命
などが考えられます。
バッテリーは寿命でない限り、走行すれば充電されます。
なので、エンジンをかけた状態での停車中に、ライトを点けっぱなしにしたりエアコンをかけっぱなしにしたりするのは極力止めましょう。
ボタンを押してもエンジンがかからない時の対策は?
車のスマートキーが
電池切れになったから
ネットで調べて自分でやってみた。
意外と簡単。 pic.twitter.com/6Mz2347Veb— SNSD (@SNSD07190719) September 24, 2020
プッシュスタートボタンを押してもエンジンがかからない原因が分かったところで、次は対策を確認していきましょう!
対策としては、
- まずはポカミスを確認
- スマートキーの電池切れの対処法
- バッテリー上がり時の対処法
それでは順に確認していきましょう!
①ポカミスがないかをまず確認
まずは自身のポカミスがないかを順にチェックしていきましょう。
チェックする項目としては以下の3つになります。
- キーを忘れていないか??
- シフトはPレンジに入っているか??
- ブレーキはしっかりと踏み込んでいるか??
それではチェックのポイントを詳しく確認していきましょう!
キーを忘れてないか??
まずは、社内にキーがある事を確認しましょう。
車内にキーが無いのに「カバンの中に入っているだろう」と思ってエンジンを始動していて、「エンジンがかからない!」と焦っていてはバカらしいです。
エンジンがかからない時は、まずはキーが車内にあるかを確認しましょう。
そして、キーは必ず運転手が持つ事を心掛けましょう。
上でも書いたように、同乗者に持ってもらっていて、同乗者が車を降りてしまうと大変です。
「キーは運転手が持つ」を自分ルールとする事をおすすめします。
シフトはPレンジに入っているか??
次に確認しなければいけないのが、シフトポジションです。
シフトポジションが「P」レンジに入っていなければエンジンを始動する事は出来ません。
なので、「キーはあるのにエンジンがかからない!」となった時はシフトポジションが「P」に入っているがどうかを確認しましょう。
ブレーキはしっかりと踏み込んでいるか??
最後に確認しなければいけないのが、ブレーキの踏み込みです。
「キーはある。シフトも「P」に入っている。でもエンジンがかからない!」となった時はブレーキを強く踏み込んでのエンジン始動を試しましょう。
ブレーキの踏み込みがあまいと急発進抑制の安全装置がはたらいてしまい、エンジンを始動する事ができません。
なので、ブレーキをしっかりと踏み込んで安全装置を無効にした状態でエンジン始動をしましょう!
スマートキーの電池切れ
スマートキーの電池が切れた状態でもエンジンは始動できます。
下記の手順でエンジンを始動させましょう。
スマートキーの電池切れ状態でのエンジン始動方法
- プッシュスタートボタンを押します。
- 「ピーピー」とブザーが鳴り、プッシュスタートボタンが点滅し出します。
- プッシュスタートボタンが点滅している間にスマートキーの
「Hondaエンブレム」をボタンに接触させます。 - 「ピッ」という短い音の後に、プッシュスタートボタンが約10秒間
点灯します。 - プッシュスタートボタンが点滅している間にブレーキを踏み込んでプッシュスタートボタンを押すとエンジンが始動します。
以上の手順でスマートキーの電池が切れた状態でもエンジンを始動させることが出来ます。
しかし、スマートキーの電池が完全に切れてしまう前に、電池の交換を行いましょう。
「最近エンジンのかかりが悪いな・・・」「ドアロックの解錠がスムーズにできないな・・・」こういった症状が出だしたら交換のタイミングです。
完全に電池が切れる前に、早め早めの行動を心掛けましょう!
車内に交換用の電池を置いておけば更に安心できるかも!
バッテリー上がり
バッテリー上がりでエンジンがかからない時は、まずバッテリーに電気を充電する必要があります。
バッテリーの充電方法としては以下の3つの方法があります。
- ロードサービスに救援を求める
- ジャンピングスタートを行う
- ジャンプスターター、カーバッテリー用の充電器を使う
詳しく確認していきましょう!
①ロードサービスを呼ぶ
JAFを始めとしたロードサービス、もしくは加入している自動車保険のロードサービスに救援を要請します。
保険に付属しているロードサービスであれば無料で対応してくれる場合もありますし、JAF等のロードサービスであっても1万円前後で対応してくれます。
ジャンピングスタートやジャンプスターターを使ったエンジン始動方法は専門知識が必要になって来ます。
なので、車に詳しくない方は素直にロードサービスに頼りましょう。
あやふやな知識でジャンピングスタートを試みて失敗。
からの二次災害発生では目も当てられませんからね・・・
私がバッテリー上がりになった場合でも、即行でロードサービスに連絡します(笑)
②ジャンピングスタートを行う
ジャンピングスタートは他の車から電気を分けてもらい、エンジンを始動する方法です。
ジャンピングスタートを行うには救援車とブースターケーブルが必要になります。
ジャンピングスタートでのエンジン始動手順は以下になります。
ジャンピングスタートでのエンジン始動方法
- 2台の車のエンジンキーがオフになっているのを確認する。
- 故障した車と救援車、それぞれのバッテリーの端子をブースターケーブルで繋ぐ。
※ケーブルを繋ぐ場所は車種によって異なるため説明書で確認し、特に繋ぐ順番は重要なのでしっかりとチェックする。 - 救援車のエンジンをかける。
- しばらく(5分ほど)そのまま充電する。
- 救援車のアクセルを踏む。エンジン回転数を1,500回転以上で高く保つ。
- 故障した車のエンジンをかける。
- エンジンがかかったら救援車のエンジンを止めて、繋いだときと逆の順番でケーブルを外す。
ジャンピングスタートはあくまでも応急処置です。
エンジンが掛かったらしばらくエンジンを掛けっぱなしにするか、30分以上走行することでオルタネーター(発電機)による発電を促し、バッテリーに蓄電させることが重要です。
③ジャンプスターター、カーバッテリー用の充電器を使う。
上で説明したジャンピングスタートは救援車から電力を供給してもらう方法でした。
救援車の代わりに、ジャンプスターターと言う車用の充電池(スマホで言うところのモバイルバッテリー)を使う事で、ジャンピングスタートを行う事も出来ます。
ジャンプスターターを使ってエンジンを始動させるには、当たり前ですが、ジャンプスターターを購入して充電された状態で車に常備しておく必要があります。
ジャンプスターターはカー用品店で5000円~10000円ぐらいで購入できます。
遠出する際などは、購入して常備しておくことで旅の安心感が増すのではないかと思います。
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買取業者に騙されず高く査定する方法について、詳細に知りたい方はこちらの記事をチェックししてみてください。
フィットのエンジンがボタンでかからない時の原因と対策:まとめ
最近の車、ほぼプッシュスタートだけど
キーレスの電池なくなって押してもエンジンかからないよ!って時は
キーレスごと押せばいいんだって👐🏻 pic.twitter.com/nXrFwSFWXG— のだ (@aaaiueo_a) June 13, 2018
ここまで、「フィットのスタートボタンを押してもエンジンがかからない時の原因と対策は?」について、5つの原因と3つの対策を紹介して来ました。
ボタンを押してもエンジンがかからない原因の大半は、運転手のポカミスによるものでしたね。
もし、ポカミスではなく車の故障やバッテリー上がりが原因でエンジンがかからない時は、自分で対策を考えるよりも素直にプロに頼る事を私はおすすめします。
プロに頼る事でお金はかかりますが、修理に対して大きな安心が得られるので、お金には代え難い価値があると私は考えます。
エンジンがかからないというトラブルの原因と対策に関する知識を身に付けて突然のトラブルに備えましょう!
そして、愛車のフィットでの楽しいカーライフを満喫しましょう!