コンパクトカーの中でも人気の高いHondaの「フィット」
2020年2月のフルモデルチェンジを経て、半年経った今でも高い人気を維持しています。
フィットの主な用途としては通勤や買い物など、街乗りをメインとされている方が多いと思います。
そんな生活の足となっているフィットのエンジンルームから「カラカラ・・・カラカラ・・・」と、うるさい異音が突然聞こえてきたらどうしましょう??
原因は何なんだろう?対策も知りたい!
そんな声に応えるために今回の記事では、
- エンジンルームからの「カラカラ」異音の原因は何!?
- フィットのエンジンからのカラカラ異音発生時の対処法
- フィットのエンジンからのカラカラ異音の予防法
について書いていきます。
エンジンルームから「カラカラ・・・カラカラ・・・」と、うるさい異音が発生すると本当に不安な気持ちになります。
そして、この異音はフィットにとって重大な異常発生を知らせる音なんです!
カラカラ異音の原因と対処法に関する知識を付けて、トラブルに備えましょう!
フィットのエンジンからのカラカラ異音の原因は何??
エンジンつけて昼休憩してたら
異音して見てみるとこれ
タイベル滑りやがったwww果たして直して帰れるのか pic.twitter.com/1dfrw4X4AU
— YOICHI (@fit_ge8_rs_uver) September 2, 2019
フィットのエンジンルームから発生する「カラカラ」異音の原因として、以下の5つが考えられます。
- エンジンのファンベルトに緩み、劣化、亀裂
- タイミングチェーン付近の金属接触
- エンジンについている補機類の故障
- 遮熱板の振動
- エンジン回りのボルトの緩み
エンジンルームからのカラカラ異音は、エンジン故障の前兆でもあります。
カラカラ異音が発生する原因を確認していきましょう!
①エンジンのファンベルトに緩み、劣化、亀裂
エンジンのファンベルトに緩み、劣化、亀裂等の不具合により、エンジンルームから異音が発生する事があります。
ファンベルトは、エンジンの動力をオルタネータ、ウォーターポンプ、エアコンコンプレッサーなどへ伝えて駆動させるためのベルトです。
このファンベルトが切れてしまうと、オーバーヒートなど、車が走行不能になってしまう可能性があります。
その最悪の事態の前兆として「カラカラ」「キュルキュル」という異音がエンジンルームから発生します。
カラカラ音が発生している場合は、ファンベルトだけではなく、プーリーも劣化、破損している可能性があるので、注意が必要です。
②タイミングチェーン付近の金属接触
タイミングチェーンは、カムシャフトを駆動させ、エンジンの点火や吸排気バルブの開閉のタイミングを合わせるという仕事をしている部品です。
エンジンの働きを適正に保つための重要な役割を担っています。
このタイミングチェーンに不具合が起きている場合に、エンジンルームから「カラカラ」「ガラガラ」音が発生します。
この異音の原因は、タイミングチェーンの伸びが原因です。
タイミングチェーンが伸びる事でチェーンが正常に回らなくなり、チェーンがタイミングチェーンの周辺部品に接触する事で異音が発生します。
③エンジンについている補機類の故障
エンジンの補機類とは、
- オルタネーター(車で使う電力を生み出すパーツ)
- パワステポンプ(パワーステアリングにオイルを送り込むポンプ)
- エアコンのコンプレッサー(エアコンに使うエアコンガスを圧縮するパーツ)
この3つの部品を指します。
この補器類に組み込まれているベアリングが劣化する事で、カラカラという異音が発生する事があります。
ベアリングが故障すると補器類が機能不良となり、最悪の場合走行不能になってしまいます。
④遮熱板の振動
エンジンをかけた直後から「カラカラ」「カンカン」といった異音がする時は、遮熱板の変形が疑われます。
車のアイドリング時の振動で、変形した遮蔽版とマフラーが接触し、異音を発生させていることがあります。
遮熱板は、マフラーの熱い部分と乾燥した草などが直に接触して炎上するのを防ぐためのパーツです。
車の底に付いているパーツなので、段差にぶつけたり、悪路を走行した際に衝撃が加わって変形してしまう事があります。
車の底を擦ったりした後に異音が発生した場合は、遮蔽版の変形を疑いましょう。
⑤エンジン回りのボルトの緩み
エンジン回りのボルトが振動等の原因で緩み、車のアイドリング時に緩んだボルトが振動する事でカラカラという異音を発生させる事があります。
特に、エンジンをマウントしている部分に使われているボルト、エキマニとタービンを繋いでいるボルトが緩みやすく、異音発生の原因となります。
車のアイドリング時の振動や路面からの衝撃、振動でボルトは少なからず緩みます。
定期的なメンテナンスを怠れば、こういったボルトの緩みによる異音発生に繋がります。
ボルトの緩みを侮ってはいけないよ!
カラカラ異音発生原因まとめ
ここまで、エンジンルームからのカラカラ異音の原因つについて確認して来ました。
カラカラ異音の原因はボルトの緩みという軽度の原因から、補器類の故障、タイミングベルトの破損といった重度の原因まで様々ありましたね。
エンジンルーム内では、私達が知らないうちにエンジンの故障が進行している事があります。
「異音」はフィットが発信する不調のSOSだと認識しましょう。
対処しなければ、オーバーヒートや最悪の場合は火災が発生してしまう場合もあり得ます。
エンジンルームから異音が発生した場合は放置せずに、しっかりと対処していきましょう!
それでは、次項からは異音発生時の対処方について確認していきたいと思います。
SOSを受けたら即対応しないといけないね!
フィットのエンジンからのカラカラ異音発生時の対処法
FIT から新たな異音発生‼︎
現在調査中、場所はエンジンルームの(写真)ここらへん。 pic.twitter.com/gTfyzX4w6b
— K.Takahashi (高橋 克弥) (@TK_Chakkan_03) March 15, 2019
エンジンルームからのカラカラ異音の原因が分かったところで、次は対処法を確認していきましょう!
異音の対処法としては、
- 異音の発生部位を特定する
- 処置はプロに任せる
異音の発生部位の特定は、まずは運転者自身が行いましょう。
そして、ある程度の部位が特定出来たらプロに相談し、処置や修理はプロに任せましょう。
それでは、やり方とポイントを詳しく確認していきましょう!
①異音の発生部位を特定する
フィットのエンジンルームからの異音に気付いた時は、まずはボンネットを開けて、自分の分かる範囲で異音の出所を探ってみましょう。
チェックするポイントとしては、
- エンジンのどの部分から音が鳴っているか(大まかな部位)
- エンジンオイルは十分な量が入っているか
- 見える範囲でボルトの緩みはないか
- 見える範囲で異常はないか(オイル漏れ、破損等)
以上のチェックポイントを確認した結果、原因が目に見えるボルトの緩みやオイル不足であれば、自分で対処しても問題ないかと思います。
しかし、異音が機械内部から発生している場合は、素直にプロに相談しましょう。
自走で修理工場まで持って行くのが不安であれば、修理工場に相談してレッカーしてもらうか、JAF等のロードサービスに相談しましょう。
エンジンルームからの異音で厄介なのが、家では異音がしていたのに修理工場に持って行ったら異音が治まったという時です。
なので、可能であれば異音をスマホのムービー等で録音する事をお勧めします。
異音の発生場所を自分なりに観察して部位を推定し、更に異音を録音しておけば、修理担当者が原因を突き止める手掛かりとなり、解決が早くなります。
車に関する知識がなくとも出来る事はありますので、しっかりと対応していきましょう!
②処置はプロに任せる
エンジンルームからカラカラ異音が聞こえて来た場合、フィットに緊急度の高いトラブルが発生していると考えられます。
緊急度が高いトラブルとは、エンジンのオーバーヒート等により、エンジンがダメになってしまうような故障の事です。
こういった故障に繋がる診断を素人が行って、判断を誤ってしまっては取り返しのつかない事態になり兼ねません。
なので、異音の診断や修理に関しては、素直に修理工場のプロに相談する事をおすすめします。
フィットのエンジンからのカラカラ異音の予防法
まさかの仕事の帰り道でフィットの左側から異音がまた聞こえてこのありさま。最悪過ぎすだろ… pic.twitter.com/MsNvZqznut
— KEN (@KENFITGE9) September 22, 2019
エンジンルームからのカラカラ異音は突発的に発生するものですが、日々のメンテナンスによって「予防」する事ができます。
予防法としては、エンジンルーム内の消耗部品の交換や、オイルの注入と交換を正しいサイクルで実施していく事が挙げられます。
それでは、エンジンルーム内にある消耗部品のおよその寿命とオイルの交換時期を確認していきましょう。
そして、メンテナンスを確実に行っている状態で故障した場合、メーカー保証が効く場合があります。
この保証が効くポイントについても確認していきましょう!
エンジンルーム内の消耗部品の寿命(交換時期)の目安
まずは、エンジンルームの消耗部品の寿命とオイル類の交換時期をまとめましたので、ご確認下さい。
部品名 | 交換時期 |
---|---|
タイミングベルト | 走行距離8万km~10万kmで交換 |
ファンベルト | 3~5年ごと、走行距離5万km~10万kmで交換 |
パワーステアリングベルト | 走行距離5万km~10万kmで交換 |
エンジンオイル | 半年~1年ごと、走行距離5000km~1万kmで交換 |
冷却水(LLC) | 2年ごとに交換 |
エンジンプラグ | 走行距離1万5千km~2万kmで交換 |
プラグコード | 走行距離10万kmで交換 |
上記の交換時期は、あくまで目安として下さい。
早め早めの交換が車にとっては良いですが、お財布的には優しくありません・・・
なので、各部品の交換の時期が来たら修理工場に持って行って、プロの目で交換が必要かどうかを判断してもらいましょう。
交換時期が来ても、車の乗り方次第ではあまり消耗していないという場合がありますからね。
半年に1回~年1回の頻度でプロに診断してもらい、交換の必要がある部品だけを交換していくようにしましょう。
エンジン故障にメーカー保証は効く??
エンジンルームから異音が発生し、結果としてエンジンが故障してしまった場合、エンジン修理には多額の費用がかかります、
この費用を「メーカー保証」を使う事で、軽減する事ができる場合があります。
新車でフィットを購入した場合、メーカー保証が購入から5年以内、または走行10万キロ以下まで受けられるケースがあります。
メーカー保証があれば、エンジンの構成部品からエンジン自体の交換まで、保証が認められる範囲で無償交換が期待できます。
ただし、この保証を受けるには、購入5年以内、走行10万㎞以下の制限だけでなく、正しく車が管理されていることが条件となります。
上の「エンジンルーム内の消耗部品の寿命(交換時期)の目安」の項で書いたようなメンテナンスが実施されていた事が証明できれば、メーカー保証を受ける事が出来ます。
なので、定期的なメンテナンスは故障を予防するだけでなく、もしもの故障時の費用軽減にも繋がる大変重要な事だと認識しましょう!
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買取業者に騙されず高く査定する方法について、詳細に知りたい方はこちらの記事をチェックししてみてください。
フィットのエンジンからのカラカラ異音:まとめ
フィットちゃん!(=゚ω゚)ノ
エンジンキレイ!
異音なし! pic.twitter.com/osrY8nj683— まるも☆ノラえもん (@marumo_516) November 24, 2019
ここまで、フィットのエンジンルームからのうるさいカラカラ異音について、
- エンジンルームからの「カラカラ」異音の原因は何!?
- フィットのエンジンからの異音発生時の対処法
- フィットのエンジンからのカラカラ異音の予防法
について確認して来ました。
うるさいカラカラ異音を放置しておくと、エンジンのオーバーヒートを始めとした大きなトラブルに発展する事が分かりました。
カラカラ異音を決して放置する事無く、確実に対処していく事が重要です。
対処についても自分でできる事とプロに任せる事をしっかりと分けて対処していきましょう!
カラカラ異音を発生させないためにも予防をしっかりと行って、安全で楽しいフィットライフを送りましょう!
買取業者に騙されず高く査定する方法はこちらの記事をチェック。