新型プリウスを安く買う方法として、「中古車を買う」という方法があります。
新型プリウスは世界で1000万台以上売れた大人気車種なので、中古市場には多くの新型プリウスが流れています。
そんな中古新型プリウスですが、安易に購入すると痛い目に合う場合があります。
今回の記事では、
- 中古新型プリウスによくあるトラブルとよくない理由を紹介!
- 中古新型プリウス購入時の注意点とチェックポイントを確認!
- 中古新型プリウス購入時のおすすめグレードを紹介!
以上について説明していきます。
それは、中古新型プリウスにはハイブリッド車ならではのリスクがあるからです。
なのでどんなリスクがあるのかを知り、注意点とチェックポイントをしっかりと把握した上で購入すれば、お得に中古新型プリウスをGETできますよ。
それでは確認していきましょう!
新型プリウス中古の注意点!中古がよくない理由は?
今年は、年末に大きな買い物してしまった!
と言っても、中古の新型プリウスなのだが(笑)
来年は、この最廉価グレードLの新型プリウスで、燃費重視でドライブしまくるぞ~!※画像は拾い物で、実際はフォグランプは無しです。 pic.twitter.com/S5B2B8gjiv
— おーじ (@ericsonf2002) December 6, 2015
新型プリウスの中古車がよくなと言われている理由は何なのでしょうか?
ここでは実際に発生したトラブルの紹介と、よくない理由について説明していきます!
新型プリウスの中古車購入時によくあるトラブル
中古新型プリウス購入時によくあるトラブルとして、
- 思っていたような燃費にならない(燃費が悪い)
- 中古購入後すぐに劣化(故障)により部品交換しなければならない
この2つのトラブルが多く発生しています。
新型プリウスは燃費の良さが売りなのに、思っっていたような燃費にならない・・・
購入後に車の調子が悪くなって修理屋に持って行くと部品交換と言われた・・・
その交換費用が、そ、そんなに高いの・・・?
などなどのトラブルがネット上では見受けられますね。
いったいどんなトラブルが起きているのか!?
詳細を確認していきましょう!
思っていたような燃費にならない(燃費が悪い)
新型プリウス=燃費のいい車というイメージですよね。
新型プリウスの購入を検討されている方の多くは「燃費の良さ」に魅力を感じて購入を検討されていると思います。
そんな新型プリウスの燃費が思うように良くなかったら・・・
文句を言いたくなりますよね。
中古車の程度にもよりますが、走行距離が伸びていたり(10万㎞オーバー)前オーナーがメンテナンスを怠っていた場合、燃費が良くない場合があります。
当然ですが、燃費が良くない原因は部品の劣化です。
これは新型プリウス以外の中古車すべてに言えることですが、新型プリウスの様なハイブリッド車はハイブリッド車特有の部品の劣化が燃費に与える影響が大きいのです。
「燃費の良さに期待して購入したら、思っていた程燃費が良くない!」
これが中古新型プリウス購入後で一番多いトラブルです。
故障して(劣化して)部品交換しなければならない
新型プリウスを中古で購入してすぐに部品交換をしなければならない事態に陥ってしまったというトラブルがあります。
新型プリウスのようなハイブリッド車には「駆動用バッテリー」と呼ばれるハイブリッド車にしか搭載されていないバッテリーが積まれています。
「駆動用バッテリー」はモーター走行するための電力を溜めておくバッテリーです。
このバッテリー、実は価格が非常に高いんです。
新品に交換すると約13万円。
工賃を含めると15万円オーバーの費用がかかります・・・
せっかく中古車で安く新型プリウスを買えたとしても、その後に「駆動用バッテリー」の交換に多額の費用がかかれば本末転倒ですよね。
「こんな事になるなら新車で買えば良かった・・・」そんな事態になりかねません。
こういった点で中古のハイブリッド車はリスクが高く、購入後にトラブルになっている事例がいくつもあります。
それでは、このトラブルの原因をもう少し詳しく確認していきましょう。
新型プリウスの中古車はなぜよくないのか?
新型プリウスの最大の魅力は燃費が良いという点を挙げられる方が多いと思います。
新型プリウスの燃費が良いのは「ハイブリッド車」であるからです。
しかし、中古車の場合このハイブリッド車である事が大きなデメリットになってしまうことがあります。
ハイブリッド車である事がデメリットとなる原因としては、
- 駆動用バッテリーの劣化
- 電装部品の修理代が高額
といった点が挙げられます。
上でも書いたように「駆動用バッテリー」はハイブリッド車にしか搭載されていません。
「駆動用バッテリー」の劣化はハイブリッド車オーナーのみの悩みといえますね。
そして、駆動用バッテリーを含むハイブリッド車の修理代の高さも大きな悩みと言えます。
それでは詳細を確認していきましょう。
駆動用バッテリーの劣化
走行距離の多い中古車になると駆動用バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。
駆動用バッテリーはモーター走行する際に必要となる電気を溜めておくバッテリーです。
このバッテリーが劣化すると、蓄電量が減る=エンジンでの走行が増える。
よって、燃費の悪化に繋がります。
駆動用バッテリーは寿命の予想がしずらいのですが、およそ17万㎞~20万㎞といったところが交換の目安だと言われています。
駆動用バッテリーの劣化が原因で新型プリウスを手放して中古市場に流れている新型プリウスが存在します。
そいうった新型プリウスに燃費の良さは期待できないですよね。
外観や内装は凄く綺麗で魅力的でも、「駆動用バッテリー」が劣化していては新型プリウスの最大の魅力である「燃費の良さ」が損なわれている可能性が大いにあります。
上でも書きましたが、駆動用バッテリーは価格の高さもネックです。
電装部品の修理代が高額
ハイブリッド車はガソリン車に比べると、エンジンなどに電装部品が多く使われています。
多くの電装部品は衝撃に弱いです。
なので、事故などで衝撃が加わるとボディが凹むだけではなく、内部の思わぬ所に影響が出る事があります。
タチの悪い事に、衝撃が加わった直後は問題無くても、時間が経ってから不調が現れる場合があります。
前オーナーが新型プリウスを売る前に何らかの衝撃が加わり、次のオーナーの元に行った時に電装系の異常が発生する・・・
最悪のパターンですね。
更に悪い事に、新型プリウスを始めとするハイブリッド車は、故障すると高額の修理代がかかりがちです。
10万円以上、中には40万円もかかったという話もあります。
最先端の技術が詰め込まれたハイブリッド車である事が、逆にデメリットになる場合もある事を認識しなければいけませんね。
新型プリウスを中古で購入する際の注意点を具体的に紹介!
クビ錬金の印税で中古車買ってしまった。
新型プリウスいいわー pic.twitter.com/jDPatBYGf0— 佐々木さざめき@「冒険者をクビ錬金④」6月30日発売!漫画版②6月12日発売! (@s_sazameki) January 22, 2019
ここまで、新型プリウスの中古に関するトラブルや問題点を確認して来ました。
よくない理由はいろいろありますが、決して中古新型プリウスの購入をおすすめしないという事ではありません。
購入前に注意点をしっかりと確認すれば、車両価格が新車よりも安い中古車は非常に魅力的です。
ここからは新型プリウスを中古で買う際の注意点と中古で買う際のおすすめグレードを紹介していきます!
新型プリウスの中古車を買う際の注意点
一般的に中古車を購入する時にチェックしておきたい項目は、下記の5点です。
- 車体本体価格
- 年式
- 走行距離
- 事故歴(修復歴)の有無
- 整備状況(状態)
新型プリウスを始めとしたハイブリッド車の購入に限っては、走行距離、事故歴、整備状況が特に重要になってくるので、しっかりと確認を行いましょう。
それでは各項目のチェックポイントを確認していきましょう!
車体本体価格
車体の価格は走行距離や年式、車の装備や事故歴などから決定されます。
なので、安ければ走行距離が多かったり装備が貧弱だったりします。
「走行距離が少ないのに価格が安い」
「オプションがフル装備なのに価格が安い」
こういった場合には注意が必要です。
なぜ安いのかを追求せずに購入してしまうと後で痛い目に合うかも知れません・・・
表からは見えない部分(バッテリーやエンジン)が劣化している、大きな修復歴があるなど、何かしら安い原因があると思います。
それこそハイブリッド車であれば「駆動用バッテリー」が劣化しているとかが有り得ますよね。
知った上で購入するのであれば良いのですが、知らずに購入すると後々トラブルになる可能性があります。
「安くて条件の良い中古車には理由がある」を肝に銘じておきましょう!
走行距離、年式、事故歴等の情報と価格が釣り合っているかをチェックする。
最新の型式で走行距離が少ないのに超安い!は訳ありと考えて、安さの原因を確認しましょう!
走行距離と年式について
中古車を買う上で一番気になるのは「走行距離」と答える方が多いのではないでしょうか。
新型プリウスにとっても走行距離は重要なポイントです。
走行距離の少ない車ほどエンジンやバッテリーの劣化が少なく、新車に近いと判断できます。
ハイブリッド車特有の「駆動用バッテリー」もあまり劣化していないと判断できますね。
そして、ハイブリッド車の中古を購入する場合には「走行距離」に加えて「年式」にも注目しましょう。
年式が新しければ「ハイブリッド技術」も新しいものが採用されています。
「ハイブリッド技術」は発展段階なので、最新であればあるほど技術が進歩しており、燃費も良くなっています。
走行距離は当然ながら少ない方が良い。
燃費の良さを目当てで購入するのであれば、年式に関しても新しいものを選びましょう。
事故歴(修復歴)の有無
事故にも大小様々な事故があります。
- バンパーをぶつけた(バンパー修復)
- 横から追突されてドアが変形した(ドアの付け替え)
- エンジンがオーバーヒート(エンジン載せ替え)
などなど、事故の種類はいくらでもあります。
事故の中でも、「車のフレームやドアが変形した」事故には注意が必要です。
変形は修復しているかもしれませんが、車のフレームの歪みを全て取り切れていない場合があります。
フレームが歪んでいるとドアが重かったり、歪が大きければ車検にも通りません。
更に、ハイブリッド車の場合は事故の衝撃が内部の電装系に影響を与えている可能性もあります。
電装系の異常は事故後、時間が経過してから不調を起こす事があるので注意が必要です。
事故歴は必ず確認し、事故の内容についても確認する事が重要です!
事故歴は必ずチェック!
事故歴の有無だけではなく、どんな事故だったか?影響は残っていないか?を販売員の方にしっかりと確認しましょう。
整備状況(状態)
ハイブリッド車の中古を購入する場合に一番注意しなければならないのが、何度も書きますが駆動用バッテリーの状態です。
走行距離が少ない車であればバッテリーの劣化は少ないと考えられます。
しかし、走行距離が10万を超えている車両は注意が必要です。
駆動用バッテリーの寿命は17万Km~20万㎞と言われています。
走行距離が15万㎞を超えているのであれば、駆動用バッテリーが交換された履歴があるのか確認をしましょう。
駆動用バッテリーが直近で交換された履歴がある15万㎞走行の中古新型プリウスであれば「アリ」かも知れません。
走行距離と整備履歴を確認し、バッテリーの寿命を確認する事が大切ですね。
ハイブリッド車の中古購入では、駆動用バッテリーの劣化は最重要チェックポイント!
駆動用バッテリーの寿命は測り難いので走行距離や整備履歴を確認してバッテリーの寿命を判断しましょう。
中古新型プリウスのおすすめグレード
最後に中古新型プリウスを購入する上で、各世代のおすすめグレードを紹介したいと思います。
上でも書いたように、年式が新しいほど「ハイブリッド技術」は進歩しています。
なので、今回は2代目以降の3、4代目の新型プリウスのおすすめグレードを紹介したいと思います。
3代目新型プリウスのおすすめグレード
3代目新型プリウスでおすすめしたいグレードは「Sツーリングセレクション」です。
Sグレードは、リヤワイパーやフォグランプなど、最適な装備が標準装備されており、バランスの取れたグレードです。
更に「ツーリングセレクション」になれば通常は15インチのアルミホイールが17インチのアルミホイールにインチアップされます。
加えて、リアバンパースポイラーも標準で付くなど、より走りの向上とスポーティーな演出がされているグレードとなっています。
3代目新型プリウスは「L」「S」「G」の3グレードがあります。
「L」は装備が少々物足りなく、「G」は必要以上に高級仕様。
なので、バランスの取れた「S」で、走行性能を向上させた「Sツーリングセレクション」をおすすめします!
4代目「Aグレード」
4代目新型プリウスでおすすめしたいグレードも「S」グレードです。
4代目には「E」「S」「A」「Aプレミアム」の4種類があります。
おすすめの理由は3代目と同じ考えです。
バランスが取れており実用的で燃費も良いです。
更に「ツーリングセレクション」もありますので、走行性能を高めたい方にはおすすめしたいです。
価格は上がりますが「A」グレードもおすすめです。
「A」グレードにはToyota Safety Sense Pというトヨタの安全技術が搭載されており、安全性能に優れています。
安全性能は魅力的ですので、「A」グレードを狙うのもアリだと思います!
まとめ
今日、納車された中古の新型プリウス pic.twitter.com/FFnR0FVfPL
— Torishin (@torishin) April 14, 2013
ここまで、
- 中古新型プリウスによくあるトラブルとよくない理由
- 中古新型プリウス購入時の注意点とチェックポイント
- 中古新型プリウス購入時のおすすめグレード
について確認してきました。
新型プリウスの中古車は、新型プリウス最大の特徴である「ハイブリッド」という特性が転じてトラブルを起こしている事が分かりました。
新型プリウスの中古車全てがよくない訳では無く、状態の良い中古車も市場には沢山存在しています。
その状態の良い新型プリウスを見極める方法を知る事で、中古車購入によるトラブルを回避する事が出来ます。
今回紹介した中古新型プリウス購入時の注意点とチェックポイントをしっかりと確認していただき、状態の良い理想の新型プリウスに出合える事を願っています!