発売から早2年が経過しようとしているSUZUKIの新型ジムニー。
その人気、留まる所を知らずといった感じですね。
今回はそんな新型ジムニーのタイヤ交換やその価格、サイズや締め付けトルク、そしておすすめのタイヤについて紹介していきたいと思います。
タイヤは消耗品でありながら、非常に重要な役割を果たしているパーツです。
タイヤ交換をする事で、走行性能の改善から燃費の向上、ルックスの向上など、車に大きな変化を与えます。
今回の記事では、
- 新型ジムニーのタイヤ交換の価格はどのくらい?
- お店と自分で行うタイヤ交換時の価格差は?
- 新型ジムニーのおすすめタイヤ
- タイヤ交換時の注意点やホイールナット締め付けトルク
について書いていきたいと思います。
必ず来るタイヤ交換に備えて、タイヤ交換に関する知識や注意点、カスタムについてしっかりと知識を付けていきましょう。
新型ジムニーのタイヤ交換の価格はどのくらい?
富士がねオフロードから、雪を求めて水ケ塚へ移動する。先日、降った雪が残っていました。雪上での走破性のテストをしたのですが、ジムニー純正のブリジストンタイヤが、とてもグリップがよくて、ちょっと驚きました。 pic.twitter.com/vTAHEL8W5v
— 二階堂 裕 (@nikaido_wg) January 17, 2019
まずは新型ジムニーのタイヤ交換に関する下記3点を確認していきたいと思います。
- タイヤ交換の価格
- 純正タイヤの価格
- お店と自分で行うタイヤ交換時の価格差
それでは確認していきましょう。
タイヤ交換の価格は?
新型ジムニーのタイヤ交換の工賃としては、4,000円~10,000円といったところです。
タイヤ1本当たりの交換費用として1,000~2,500円で4本交換の価格になります。
もし、装着していたタイヤを処分してもらう場合には別途処分費用が2,000円~4,000円程度かかります。
これも1本当たりの処分量が500円~1,000円で4本分の価格になります。
工賃に関しては店によって価格がまちまちなので、安く交換を行いたい場合は何店かで見積もりを取って比較しましょう。
タイヤの取り外しで1,000円の店もあれば、取るのに1,000円、付けるのに1,000円で合計2,000円という店もあります。
純正タイヤの価格は?
新型ジムニーには純正タイヤとして、ブリヂストンの「DUELER H/T684Ⅱ」というタイヤが採用されています。
価格は18,480円(ブリヂストン希望小売価格)です。
タイヤ名 : DUELER H/T684Ⅱ
メーカー : ブリヂストン
タイヤサイズ : 175/80R16
価格:18,480円
<特徴>
低燃費性能と操縦安定性の実現に対して、重要な役割を果たしています。
「DUELER」は、多くのお客様に好評を頂いているSUV/4×4用タイヤブランドで、SUV用タイヤとして直進安定性や低燃費性能、耐久性などを重要視し形状・構造を設計しています。現在では、様々な車両の新車装着承認を多く獲得しています。(ブリヂストンHPより抜粋)
SUV車に多く採用されている「DUELER」がジムニーにも採用されています。
SUV車用タイヤなので一般的な軽自動車に採用されているタイヤと比べると、価格は高めです。(一般的な軽自動車のタイヤ価格:5,000円~10,000円)
SUV車専用タイヤなので、オンロードからオフロードまで様々なフィールドを走る事を前提に開発されています。
なので、街乗り専用の普通タイヤよりも価格が高いのは納得せざるを得ません。
18,480円という価格はあくまで希望小売価格なので、お店で買う場合はもう少し安く買えると思います。
お店と自分で行うタイヤ交換時の価格差は?
お店で交換した場合と自分で交換した場合の価格は以下になります。
お店で交換:73,920円(タイヤ代)+10,000円(工賃)=83,920円
自分で交換:73,920円(タイヤ代)+α(工具代など)=73,920円+α
自分で交換した場合の方が、工賃代分(約1万円)安くはできます。
しかし、自分で交換する場合には専用の道具などを揃えなければならず、その費用がかかります。
なので、1回限りの交換であればお店で交換した方が良いです。
今後、タイヤ交換は自分でする!という方は一度道具を買い揃えてしまえば、以降はタイヤ代だけで済むので工賃を浮かすことが出来ます。
ちなみに私は、タイヤ交換はプロに任せます。工賃もそれ程高くはありませんので。
タイヤの取り付け不良は大きな事故に繋がってしまう可能性があるので、プロに任せた方が安心ですし、自分での交換は時間もかかって大変です。
なので、お金で解決します(笑)
しかし、愛車のタイヤ交換を自分でする、というのも素敵だとは思いますし何より楽しいですよね!
新型ジムニーのおすすめタイヤや交換時のサイズ・トルクをご紹介
新型ジムニータイヤ交換中 pic.twitter.com/2ZeyuRcfRE
— Dコンボーイ(≧▽≦) (@bulbulbulbulu) September 14, 2018
それでは、ここからは新型ジムニーの用途に合ったおすすめタイヤを紹介していきたいと思います。
- 街乗りでおすすめのタイヤ
- オフロード走行でおすすめのタイヤ
この2つの用途に合ったおすすめタイヤをサイズ・価格を含めて紹介していきます。
加えて、タイヤ交換時の注意点について確認しておきましょう。
街乗りでおすすめのタイヤ
ジムニーを主に街乗りで使用する方におすすめしたいのが、下記2種のタイヤです。
- GEOLANDAR SUV G055/ヨコハマタイヤ
- DUELER H/L850/BRIDGESTONE
それぞれ詳しく見ていきましょう。
GEOLANDAR SUV G055/ヨコハマタイヤ
タイヤ名:GEOLANDAR SUV G055
メーカー:ヨコハマタイヤ
タイヤサイズ:175/80R16(純正と同サイズです)
価格:約9,040円
<特徴>
ヨコハマタイヤの新技術「ナノブレンドゴム」を用いる事で、さらなる低燃費を実現。街乗りや高速走行を重視して性能のトータルバランスを追究。
静粛性や高速安定性を確保しています。
これまで、「GEOLANDAR」開発で培ったテクノロジーを惜しみなく投入。
SUVタイヤとして十分な耐久性・耐摩耗性を備えています。
更に、新パターン設計により、スノー性能も向上。都市部等での急な積雪の際にも使う事ができます。(ヨコハマタイヤHPより抜粋)
街乗りで重要視される低燃費性や静粛性に優れたタイヤです。
それであって十分な耐久性・耐摩耗性も備えている点が良いです。
スノー性能が向上しているという点も地味に嬉しいですね。
北の地方でなくとも、近年は急な積雪に悩まされる事が多々あります。
そんな時に「GEOLANDAR SUV G055」を履いたジムニーがあれば安心ですね。
価格も純正タイヤよりもかなり安いので、タイヤ交換を安く済ませたい方にもおすすめです。
DUELER H/L850/BRIDGESTONE
タイヤ名:DUELER H/L850
メーカー:BRIDGESTONE
タイヤサイズ:175/80R16(純正と同サイズです)
価格:約12,450円
<特徴>
「ショート&ナロースロット」、「ハイアングルラグ」によりプレミアムSUVにふさわしい静粛性を実現しています。
「リブ連結ブロック」、タイヤが転がる際に発生するゆがみを抑制する
「エコ形状」を採用。また、SUV向けに最適なコンパウンドを活用することで、転がり抵抗を24%低減。「最適配置ブロック」により、ブロックの剛性を最適化。SUVタイヤに求められるライフ性能にも配慮。(BRIDGESTONE HPより抜粋)
新型ジムニーに標準装備されている「DUELER H/T684Ⅱ」よりも更にSUV/4×4の性能を高め、快適性を向上させているタイヤです。
その分価格もお高めです。
SUV用エコタイヤという位置づけで、静粛性や燃費性能を向上させています。
オンロード向けに作られているので、オフロードは苦手で、ジムニーを街乗りにしか使わない人にピッタリのタイヤです。
オフロード走行でおすすめのタイヤ
次に、ジムニーでオフロード走行を楽しみたい方におすすめしたいのが、下記2種のタイヤです。
- ジオランダー M/T+ G001C/ヨコハマタイヤ
- オールテレーンT/A KO2/BFグッドリッチ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ジオランダー M/T+ G001C/ヨコハマタイヤ
タイヤ名:ジオランダー M/T+ G001C
メーカー:ヨコハマタイヤ
タイヤサイズ:175/80R16(純正と同サイズです)
価格:約8,580円
<特徴>
「アグレッシブに大地に挑む。道なき道を駆け抜ける。」
あらゆるフィールドを愉しみ尽くす、新時代のパフォーマンスへ。砂漠、岩石路面、粘土質のマッド路面。地球上には多様な地形が存在する。それらの路面でのオフロード性能を、さらに向上させた。
ブロックパターンであるマッドテレーンは一般的に摩耗が早い。また過酷なオフロードは、サイドカット等のアクシデントが発生しやすい。それらに対応し、耐摩耗性・耐サイドカット性をより高めている。
オフロードユーザーであっても、一般道を走行する機会は多い。ジオランダー M/T G003はさらなる強大なパワーを身につけながらも、従来品で好評だったパターンノイズ性能の悪化は、最小限に抑えている。(ヨコハマタイヤHPより抜粋)
「M/T」とはマッドテレーンの略で、「M/Tタイヤ」マッドテレーンタイヤというタイヤの種類の事を言います。
M/Tタイヤはオフロード性能は高いタイヤですが、走行音が大きい、燃費が悪い、などのデメリットがあります。
「ジオランダー M/T+ G001C」は非常にゴツゴツとした見た目をしています。
このゴツゴツがオフロード車に求められる耐ダメージ性能やマッド性能、排土性能やトラクションを向上させています。
見た目もゴツゴツとカッコイイので、街乗り性能を低下させても良いのであれば、見た目のカスタムとしても良いタイヤだと思います。
お値段もSUVタイヤにしてはお手頃なので、おすすめです。
オールテレーンT/A KO2/BFグッドリッチ
タイヤ名:オールテレーンT/A KO2
メーカー:BFグッドリッチ
タイヤサイズ:215/70R16 100/97R LT
価格:約18,500円
<特徴>
オフロード性能はもちろん、オンロード、ドレスアップまでオールラウンドに対応いたします。
アドバンスド・タイヤ・フットプリントシェイプ構造により、オンでもオフでも均等な接圧分布を実現。これにより偏摩耗を抑制します。
インターロッキング・トレッド・デザインにより接地面が安定し、偏摩耗を抑制します。更にストーン・インジェクター構造により石噛みを抑制します。
本場アメリカのレースからフィードバックされたタフサイドウォールラバーとニューデザインを採用しています。(BFグッドリッチHPより抜粋)
新型ジムニーのノーマル車高・純正ホイールで、車検が通るギリギリを攻めるなら、タイヤ幅215・偏平率70%のこのタイヤがおすすめです。
新型ジムニーに装着するとフェンダーから少しはみ出ますが、はみ出し量が10mm未満なら車検に通ると思います。
オフロード性能の高さはもちろんですが、何より見た目がゴツゴツしていてカッコイイです。
しかし、お値段がなかなかお高い・・・
もちろん性能にマッチした価格なので、ジムニーのオフロード性能を大きく高めたい方や見た目を重視したい方におすすめのタイヤです。
タイヤ交換時の注意点
最後に、タイヤ交換やカスタムする上での注意点について書いておきたいと思います。
- ホイールナットの締め付けトルクについて
- インチアップのメリット・デメリット
- 車検と高さの注意点
それでは詳しく見ていきましょう。
ホイールナットの締め付けトルクについて
タイヤ交換の際によく耳にするのが「トルク」という用語です。
トルクとは、物体をねじる方向の力のことです。
タイヤ交換をする時に、タイヤを車体に取り付けているホイールナットを緩めて取り外し、タイヤ交換後にナットを締め付けます。
この締め付ける時の締め付けトルクは大変重要で、そのトルクは車によって規定されています。
ホイールナットの締め付けトルクは、一般的に普通乗用車では90~110N・m(9~11kgf・m)、軽自動車では70~90N・m(7~9kgf・m)となっています。
この規定のトルクで締め付けを行うには「トルクレンチ」という専用の工具が必要です。
新型ジムニーのホイールナットの締め付けトルクは100N・mで、必要なレンチのソケットサイズは19mmです。
規定のトルクで締まっていないナットは脱落の危険性がありますし、締め過ぎているナットは負荷がかかって破断してしまう恐れがあります。
タイヤ交換の際はホイールナットの締め付けトルクを確認し、適正値で締め付ける事が大変重要です。
インチアップのメリット・デメリット
今回おすすめしたタイヤは、新型ジムニーのタイヤサイズを変えずに装着できるタイヤを選びました。
しかし、タイヤをインチアップする事でタイヤ選択の幅は大きく広がります。
インチアップをするのであれば、インチアップする事で生じるメリットとデメリットをしっかりと把握した上で検討してみましょう。
<インチアップのメリット>
- 運動性能がUP
- グリップ性能がUP
- コーナリングの性能がUP
- スタイリッシュさがUP
<インチアップのデメリット>
- 乗り心地が悪くなる場合がある
- 走行音が少し大きくなる場合がある
- 燃費が悪化する場合がある
車としての性能は向上しますが、乗り心地や燃費に関する快適性は低下する傾向にあります。
何を重視するかをしっかりと考えた上でインチアップを行いましょう。
車検と高さの注意点
タイヤサイズを変更した場合、車検証に記載されている高さから4センチを超えて高くしてしまうと構造変更が必要となります。
タイヤサイズを考える際に使われるインチに換算すると、1インチは約2.5cmですので、2インチのリフトアップは構造変更が必要です。
インチアップなど、タイヤサイズを変更する場合にはプロにしっかりと相談した上で決めましょう。
せっかくカスタムしても車検が通らなければ違法改造となってしまいます。
まとめ
7月5日に発売されたばかりの新型ジムニー&ジムニー・シエラに大径タイヤ装着!
お手軽リフトアップスタイルを「エヌズステージ」が提案してきました♪#automesseweb #新型ジムニー #suzuki #jimny #nsstage #エヌズステージ #カスタム #リフトアップhttps://t.co/PXxGu1BFa8 pic.twitter.com/p6j9yFuhxf— Auto Messe Web (@AutoMesseWeb) July 5, 2018
ここまで、新型ジムニーのタイヤ交換にかかる費用やおすすめタイヤの紹介、締め付けトルクなどのタイヤ交換時の注意点について書いてきました。
タイヤは消耗品なので、必ずタイヤ交換の時期はやってきます。
タイヤは、走行性能や快適性、燃費やルックスに関わる大変重要なパーツで、価格もピンキリでサイズも色々なサイズが取り揃えられています。
せっかくなので今回おすすめしたタイヤを参考にしていただき、価格と相談しながら自分の用途に合ったタイヤにカスタムしてみるのも良いのではないでしょうか!?
新型ジムニーは走りを楽しむ、遊べる車ですからね。
そして交換の際は車検にしっかりと通るようにサイズに注意する事と、交換時の締め付けトルクにも注意しましょう。
必ず訪れるタイヤ交換に向けて知識を付けて、低価格かつ安全に、そして遊び心を持ってタイヤ交換をしていきましょう。